コンラッド・ウルフラム:コンピュータで子どもたちに教える本当の数学
http://www.ted.com/talks/conrad_wolfram_teaching_kids_real_math_with_computers?language=ja
要約
- 数学の重要性は高まっていっているが、教育の現場では数学はつまらなく難しいものだと認識されてしまっている。
- 解決策としてコンピュータを使うことを提案している。
- 教育の現場で行われている数学の勉強では大部分が計算(Calculation)をしている。ただ、Calculationは数学の一部でしかない。
- 数学を実践するのは以下の4ステップ。
- 正しい問題の定義
- 問題を数学的なモデルへ置き換え
- 問題を解く (計算)
- 計算結果を現実世界へフィードバック
- 現在の教育の8割はステップ3を手作業で行うことに費やされている。ここは現代であればコンピュータに任せてしまえるので、本来は1,2,4にもっと時間を割くべき。
- コンピュータを使うことで、数学の概念を理解を助け、数学をより実践的なものにすることができる。
- コンピュータに計算を任せてしまうことで、数学を学習する順序を変えることができる。例えば極限の計算は高校で習うが、「多角形の角を極限まで増やすと円になる」ということをプログラムを使ってわかりやすく示すことができる。
新しい単語
感想
勉強の意義がわからないと勉強もつまらない。
数学をより深く楽しく理解するための道具としてコンピュータを使うというのは納得できる。
数学をどう教えるかを一から考えるとしたら確かにコンピュータを使うことになりそう。
数学を学ぶ意義とは何だろうか?
自分の子供が同じように算数や数学をつまらないと感じることがあれば、IT技術者としてコンピュータをすることはぜひ考えてみたい。
数学を学ぶだけでなく、コンピュータリテラシを高めることもできる。