退職にあたってもっとこうすればよかったと後悔している5つのこと

ブログっぽいタイトルにしてみた。
とある外資系企業に新卒でプリセールスSEとして入社して約10年、いよいよ最終出社日が近づいてきた。仕事は直前までみっちりやることになりそうだが、少しずつ終わりが見えてきている。退職にあたって、今の会社でもっとこうすればよかったと後悔していることがいくつかあるので書いてみる。

周りに合わせて自分の限界を作ってしまっていた

主に入社2-5年目の若いころの話。その頃は自分も若さと未来への希望を持っており、仕事に対するモチベーションや上昇志向はかなり高かった。とはいえまだまだヒヨッコではあったので、周りの先輩にはまだまだ叶わないなと思っていた。そのため、先輩が楽してるところや手を抜いてるところを見ると、ついついそれに合わせて「ああ、この程度でいいのね」と考えてしまうことがよくあった。もちろん仕事にはメリハリが必要なので力を抜くべきところは抜いていいんだが、周りに合わせすぎたせいで自分の限界を作ってしまった部分はかなり多いと感じている。

英会話の勉強を先延ばしにしてしまった

外資系といいつつ英会話自体は日常的に使わなかったということと、英会話に対する恐怖心から英会話の勉強を入社9年目まで先延ばしにしてしまった。ただ、一念発起して英会話に通い始めてからは目に見えて英語力が向上し、ようやく普通に「会話」ができるようになった実感を持つことができた。しかしこれをもっと早くやっていればキャリアの選択肢はもっと幅広く取れたのは間違いない。次の職場ではあまり英語を使わないので、せっかく身に着けた英語をどう維持するかが課題。

自分のキャリアパスを積極的に考え続けなかった

キャリアパスに関する記事や本を読んでると、まず目の前のことを一生懸命こなしなさい、的なことがよく書いてある。それはそれで正しいのだが、それはやりつつもきちんと先を見据えて自分は何がしたいんだろうか、というのを積極的に考えてこなかった。目の前の仕事についてはそれなりの成果を出せたとは言えるものの、気づけば10年。さてこれからどうしようというときに呆然とする。いろいろな人の話を聞いたり、転職活動をしたり、好きなことをやってみたり、といった行動をもっと取っておくべきだった。

自分の成果をきちんとアピールしなかった

平均をある程度上回る成果を出していればきっとそれは上司が見ていてくれる、となんとなく思っていたので自分の成果をあまりアピールしてこなかった。結果として最後の3年間給料は1円も上がらなかった。やはり3年間も給料が増えないとさすがにモチベーションを維持するのが難しくなってくる。嘘をつく必要はないが、就活と同じで自分がやったことを「よく見せる」ということは大事なんだと思う。また、そういった活動によって自分のやった仕事が上からどのように見えているか、よりよく見えるにはどうすればよいかがはっきりしてくる。それをさらに次の仕事に活かす、というサイクルを作ることで会社としての評価が高くなり、モチベーションも維持できるのだと思う。

わからないことを恥ずかしがらずに聞かなかった

これに関してはあまり書くことはない。聞かぬは一時の恥、というだけ。たいていのことは疑問に思ったときに聞かないと、その後どんどん聞きづらくなる。気になってことは積極的に聞くべし。